山形屋グループ佐藤長八商事
ハラルフード専門加工施設を稼働しムスリム対応強化と外注を図る

週刊ホテルレストラン 2014年2月14日号 49-53ページ掲載

　山形屋グループ　佐藤長八商事は、2013年12月、ハラルフードの加工専門施設「サラム・フーズ・プロセッシング」を設立。14年1月21日には、竣工披露会見を行なった。

　同社　佐藤敏彦代表取締役社長は、「増加傾向にあるハラルフードニーズ対策として、専用加工食品施設を計画したが、食材のトレーサビリティーを明確にすることはムスリム対応だけにとどまらない。確かな生産者とのネットワークを強化し、誰にでも安全安心な食事を提供していくことが最大の目的」と、設立の意図を述べた。当面は、同グループ「ホテルスプリングス幕張」で提供するほか、幕張周辺ホテルのケータリング対応を行なう。

　当日は、千葉県観光課および千葉市農政部なども駆けつけ「ムスリム対応ができる幕張としての認知度アップにつながる」と期待値の高さを示唆。また2月23～24日、ドバイで行なわれる食品見本市（ガルフード）に加工食品を出展。海外でのアプローチも同時に行なうとしている

【SALAM FOODS PROCESSING概要】
所在地：千葉市花見川区幕張町1-7686-6
電話043-305-5577
開業年月日：2014年1月21日開業
規模：7階（の建物の2階に位置）
施設面積：388.9m²うち厨房300m²
総投資額：NA
主な事業内容：ハラル対応オリジナル加工食品の製造卸およびコンサルティング
主な取り扱い食材・加工食品：レトルトカレー・ローストビーフ・ローストチキン・焼鳥など
取得認証：日本アジアハラール協会ハラール認証、マレーシア政府ハラール認証機関「JAKIM」申請中
2月中取得予定、中東向けUAEハラール認証取得予定、食品安全基準認証FSSC22000取得作業中
施工：新日本建設（株）
厨房設計：本社・工場担当者
経営：佐藤長八商事（株）
平均目標月商：NA