和魂米才のホテルマネジメント2010
2010.11.17
第二回 ダイバーシティ
今やダイバーシティという言葉は珍しい言葉ではありません。
ところが、取り組みという点においては、まだ十分といえる企業が少ないのが現状です。
これからのホテルマネジメントにおいてダイバーシティへの取り組みは必要不可欠であり、積極的に取り入れ効果的な人材活用ができた企業が勝ち残るのは間違いないでしょう。
ダイバーシティと人材活用
人間は本来、多様であり、また変化に対応できる存在です、特に人材活用については原点に立ち戻り、ダイバーシティが浸透し、政治、宗教、教育、人種問題、性別など社会のあり方にも大いに影響を及ぼし、多様な属性、価値、新たな発想を取り入れていくことです。
具体的には国や企業が先頭に立って、新しい人材ポートフォリオの形成など、多様性を高めるトライアル雇用の導入、特定のライフスタイルに偏重しない観点から福祉厚生施策を見直すこと、従来以上に人々のコミュニケーションを図ること、が大切だと考えられます。
今後のホスピタリテイ業界は若年労働力の激減、仕事の性格なども考慮して海外労働力に頼らざるを得ず、積極的に門戸を広げて多種多様の人達にお手伝いを願う時代の到来です。
企業とダイバーシティ
多様な人材を活かすには、従来の企業内や社会における慣習,しがらみにとらわれずに、新たな価値、発想を取り入れることで、ビジネス環境の変化に迅速、柔軟に対応し、企業の成長と個人の幸せにつなげようとする考え方です。
企業にとっても優秀な人材の確保、変動するマーケットへの対応力の強化、グローバル化への対応、他社との差別化を図ることができ、個人にとっては、自らの価値によって働き方、ひいては生き方を選択し、決定できるのです。
多様な人材に合わせて多様な働き方も用意することになるため、企業に取っては、質、量、両面での確保が可能となり、働く側には、働き方の選択肢が増えることにもなります。
つまり、企業と個人、双方のニーズに合致したものとなるのです。
ダイバーシティとは「個人の価値観を重視」すること
経営者、運営者、社員に関わらず、求められるミッションは「人間として普遍的な理念」をベースに、働く人が、一人一人選んだライフスタイルを実現し、自分の選んだ働き方の中で持てる力を伸ばし、最大限に発揮できる状態を実現することです。それは、企業の生産性向上と矛盾するものではなく、むしろそれ自体に価値があると信じて、推進していくことが重要で「ダイバーシティでは重視され、尊重されるのは個人の価値観」です。
社員各々が、自分が、いかに生き、働きたいかという価値観、人生観について常に考える意思を持つことの大切さ、「自分らしく生きる」がダイバーシティの大前提条件です。

