飯島幸親流 リーダーシップ
2010.09.01
第六回 明確なトレーニング・システムの確立(1)
日常の現場状況の中で、社員が各自の仕事に精通していて、しかも限られた時間内に最大限の仕事量を常に持続そして正確にこなすためには、まず適切で明確な指導要綱と経験あるトレーナーが必要です。
正確しかも出来るだけ短時間にトレーニングする方法は、その仕事に精通したトレーナー、と使用するツール(道具)によって決まります。
マニュアルの重要性
あるホテルでは分厚いまるで辞書のような素晴らしいマニュアルをすでに何冊も完備していましたが、GM室の奥まった場所に、これまた立派なキャビネットの中に大事に納まったままで、使用された形跡が有りませんでした。
これでは全く何の為に多くの時間とお金を費やして作った価値が分かりません。辞書ならば明瞭簡単で必要な時には何時でも気軽に馴染める実用的なものです。
とかく日本ではマニュアルは、どうも勘違いされていて一律、同一化、自動的で心がこもっていないなどとネガテイブに捉えがちですがそうではありません。
正しいトレーニングを効果的に行う為にはマニュアルは絶対になくてはならないツール、道具なのです。
オペレーション上の全ての仕事内容は文書化され、そのやり方(How to Do it )を出来るだけ正確に網羅した基準がマニュアルです。
また、これらの尺度、メジャメントを元に、各自に与えられた仕事の責任や遂行状態そして問題点などを明らかにする事が可能になり評価基準にも連動します。
マリオット・ホテルのコンピュターシステムは本部のウェブ・サイトにオペレーション上、全般の全てのSOPやノウハウが完備され、その情報はセキュリテイ・コードが有れば手軽に取り出せ常時にアップ・グレードされています。

